
日本の名河川を歩く
ニホンノメイカセンヲアルク
- 著: 天野 礼子

天然アユが遡上する!!
絶景の名川、秘川、湧水!!
日本の川を歩きつくし、守ってきた第一人者が、使命感に燃えて名河川を紹介!!
天然アユの遡上、水質、川漁、カヌー、魚の味等10項目、総得点制で厳正採点!!
近年、「天然アユの遡上する山隠の清流」として名を上げてきた高津川は、流程81キロメートルの中型河川だが、わが国ではもう絶滅寸前となった「ダムのない自然河川」である。流れは、六日市町を源流とする本流と、本流とほぼ同規模で、西中国山地の広島県の最高峰・恐羅漢山(おそらかんざん)(1346メートル)を源流とする匹見川から成る。匹見川は、西中国山地国定公園の表匹見峡、裏匹見峡、奥匹見峡を流域に抱える大渓谷で、五段の滝・夫婦滝・つむぎ滝・剣滝などの滝群、小沙夜淵・平田淵・屏風ケ淵・亀ケ淵・粋の淵などの深淵が、ブナ・ミズナラ・トチ・ケヤキなどの広葉樹や天然ヒキミスギに育まれて、現代にも清らかな流れを保っている。イワナの西限魚“幻のゴキ”の生息地でもある。
●天然アユがのぼる100名川
●日本名河川ベスト10はここ!
●第1位 高津川(島根県)
●川の神様が棲まわれている
●“ミズガキ”が遊ぶ川
●最後の清流が教えること
●“金アユ”の川よ、よみがえれ!
●ブナの原生林から染み出る流れ
●そっと教えます!秘川&湧水
●川漁師のいる風景 四万十川ほか
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書誌情報
紙版
発売日
2003年07月19日
ISBN
9784062722049
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
ページ数
200ページ
シリーズ
講談社+α新書