親鸞と暗闇をやぶる力

親鸞と暗闇をやぶる力

シンラントクラヤミヲヤブルチカラシュウキョウトイウイキルチエ

講談社+α新書

苦悩や生きづらさを逆転!「生きる力」がつく本!!

闇のただ中に煩悩する一切の者を救わん、という親鸞の教えが、生きづらさに窒息しそうな現状に風穴をあける!どんな自分も、まるごと受けとめて癒してくれる本!

現実への違和感、苦悩は、自分の存在の深みからのメッセージなのであり、そのときにこそ「生きる意味」が再創造されるチャンスでもある。また、そのときにこそ闇の中で自分自身にとっての光が何であるのかを知るのである。――上田紀行

親鸞のまなざしは、そのまま現代の闇をも刺し貫いているのである。……死に身を任せるのではなくて、弥陀仏をたのむことこそが、真実の生の回復なのである。今日の世界の危機からの解放は、まさにこの一点にかかっていると言えまいか――高 史明

気ままに、わがままにふるまっているのに空しい、そうした感覚に自我はつきまとわれているのだ。……日本人の自我は不安やおびえを感じ、そのことがいっそう自己中心的ふるまいに駆り立てている、そんなふうにみえるのだ。――芹沢俊介

●人は闇や悪から多くを学ぶ
●誰もが業を引き受けて生きる
●気ままなのに空しいのは?
●親鸞のまなざし
●「我がまま」こそ生きる力
●苦悩することに意味が
●「自分探し」の方向が違っている
●生のエゴイズムと死の恐怖
●人生再生のとき
●人間が生身で生きる道がある


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書誌情報

紙版

発売日

2003年09月20日

ISBN

9784062722155

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

初出

本作品の第二章と第三章は、1999年10月14日と2000年9月26日に、真宗大谷派首都圏教化推進本部(東京宗務出張所)が主催した「東本願寺『真宗会館』設立十周年記念会談」をもとに編集。

著者紹介