
偽造・贋作・ニセ札と闇経済
ギゾウガンサクニセサツトヤミケイザイ
- 著: 門倉 貴史

増え続ける「ニセモノ」から裏経済の「しくみ」がみえる!!
ニセモノ商品として、摘発された商品だけで年99万点!ネット流通によって増え続けるニセモノ。裏経済は表経済に、どんなダメージを与えているのか!!
なんらかのかたちで「ニセモノ」の被害に遭ったという経験を持つ人は、国民の大多数に上るのではないか。「ニセモノ」の被害に遭っているのは、消費者だけではない。創意工夫によりオリジナルのブランド品を作っている企業にとっても被害は深刻だ。「ニセモノ」が出回ることで、莫大な宣伝費と長い年月をかけて築き上げてきたブランド・イメージ、商品への信頼にも傷がついてしまう。そのいっぽう、安価なコストで大量の「ニセモノ」を製作・販売している業者は人知れず不当な利益をむさぼっている。このような現実を目の当たりにして、筆者は、経済学の分析手法を使って「ニセモノ」を分析することで、これまでは見えてこなかった「ニセモノ」経済のしくみを浮き彫りにする。
●「ニセモノ」と「盗作」の違い
●ニセモノは経済にマイナス
●なぜニセモノが氾濫するのか
●技術がニセモノの氾濫を招いた
●有名ブランドのニセモノ
●6枚のニセ「モナ・リザ」
●西洋美術館もだまされたルグロ
●究極のニセモノ・ニセ札
●ニセ札がよぶハイパー・インフレ
●中国は世界のニセモノ工場
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書誌情報
紙版
発売日
2004年03月20日
ISBN
9784062722445
判型
新書
価格
定価:968円(本体880円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書