相撲部屋24時 おかみさん奮戦記

相撲部屋24時 おかみさん奮戦記

スモウベヤニジュウヨジオカミサンフンセンキ

講談社+α新書

新弟子教育の葛藤から、関取誕生の喜びまで!!
関取になれるのは100人に8人の割合!現在の相撲界で、稽古の厳しさでは5本の指に入るといわれる中村部屋の力士たちと親方が、出世を目ざし心を1つにして努力!!

時代の移り変わりの中で、師匠を中心とした相撲部屋では、力士の養成がどのように行われており、また、どのように養成していくべきなのでしょうか。それを指導する側からではなく、力士自身の意見を聞くことによって、古いものの中に残された相撲という日本文化を浮き彫りにし、それを評価し、今後の課題を探ってみたいと思いました。師匠の方針は、できるだけ中学卒業の新弟子をとって、心身ともに柔軟な時期から相撲部屋で生活させ、時間をかけて親方が理想とするよい力士に育てたい、というものでした。わずか15歳で、自分の人生に対して自らが決断を下し、カバン1つで入門してくる新弟子の気持ちは、非常に重く、何ものにも代えがたいものです。

●中村部屋で「使者を待つ」朝
●相撲教習所仲間が生涯の友に
●チャンコ番の仕事は主婦以上
●中村部屋の稽古スケジュール
●出世のスピードと力士の給与
●親方と力士にインタビュー
●体罰は理由によって、ありうる?
●横綱の品格とは、何?
●「形」の模倣から「型」を習得
●相撲部屋ならではの心の教育


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書誌情報

紙版

発売日

2004年05月22日

ISBN

9784062722544

判型

新書

価格

定価:964円(本体876円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介