「ひきこもり」がなおるとき

「ひきこもり」がなおるとき

ヒキコモリガナオルトキニジュウサンニンノリンショウレイ

講談社+α新書

子供の心がわかる本

子どもたちはどこか病んでいる。しかし、それを克服する素晴らしさをもっている。
河合 隼雄

私自身は現代の若者たちの「生存闘争への本能的な脆弱性(ぜいじゃくせい)」が、成熟した日本社会のなかでかたちづくられた結果、「ひきこもり」の人の増大化をもたらしたのではないかと考えています。(略)とにかく、今の自分から脱出することです。イチローや浜崎あゆみになる必要はありません。「ひきこもり」の人の幸福感は、小さな1歩から得られるのです。「ひきこもり」の人に可能性がないといっているわけではありません。最初の1歩の幸福感は、なにものにもかえがたいといっているのです。世の中を見回してください。いくつになっていたとしても、現代の日本では選択肢はたくさんあります。

●「ひきこもり」は1つの状態
●「ひきこもり」と混同される病気
●心の病気なのか、なまけなのか
●日本には希望だけがない
●子育てや家庭環境のせいでない
●精神科へ通う必要があるのか
●とりあえずの目標を設定する
●「ひきこもり」は「雌伏(しふく)」の時期
●新しい視点を生みだす可能性
●選択肢はまだまだ存在する


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書誌情報

紙版

発売日

2004年06月19日

ISBN

9784062722605

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

通巻番号

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介