ヤオヨロズ日本の潜在力

ヤオヨロズ日本の潜在力

ヤオヨロズニホンノセンザイリョク

講談社+α新書

日本固有の精神風土に日本再生のヒントが!!

閉塞を打ち破るパワーの源泉は“多様性”にあり!
「地方」「IT」「環境」をキーワードに、3人の識者との対論から萎縮する日本の再生を考える

日本だけではなく世界も大転換期にあるが、その転換の方向を見定めるうえで、明治時代以来の日本が模範として追求してきた西欧の文化や思想は普遍を目指すゆえに参考にはならず、それぞれの地域や民族が細々と維持してきた固有の文化や思想に重要な価値があることが明確になってきた。そして日本の固有の精神を象徴する言葉がヤオヨロズではないかというのが本書の題名の由来である。日本には古来八百万(ヤオヨロズ)の神様が存在しているといわれる。このヤオヨロズという言葉こそが、日本という国家や民族の特徴を一言で表現しているが、これまで残念ながら、それは旧弊として軽視されてきた。しかし、画一の方向に収斂しつつある世界が多様な方向に逆転するために、このヤオヨロズこそ、いま見直すべき日本の財宝である。

●閉塞状況を変革する条件
●積極的な情報社会で発想の転換を
●ディープエコロジーで自然と共生
●自立手段としてのマニフェスト
●日本がIT後進国になったわけ
●文化は自然環境に左右される
●大陸の両端に残った多神教世界
●曖昧な多様性が消滅すると
●善い画一性と悪い画一性
●多神教の日本の役割


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書誌情報

紙版

発売日

2004年11月20日

ISBN

9784062722865

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

通巻番号

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介