
都道府県別 気持ちが伝わる名方言141
トドウフケンベツキモチガツタワルメイホウゲンヒャクヨンジュウイチ
- 著: 真田 信治

100年経っても使い続けたい言葉の底力!!
チュラサン、アズマシイ、ハンナリを使おう!!
楽しい、うれしい、悲しい、寂しい……日本各地の借り物でない言葉141を記憶せよ!!
かつて大阪では母親が出かけようとする子供に対して、「おはようおかえり」と声を掛けた。<あんたの早い帰りを待ってるで><寄り道せんと帰っといでや>という心持ちを表すことばづかいである。ご飯を食べるときには、「よろしゅうおあがり」<いい具合に食べなさいよ>のように優しく言った。このような表現は、大人になってもずっと感覚として残っていくのではないだろうか。そして、これはことばづかいだけでなく、そういう態度、心の持ち方までもが、やはり影響を受けるのだと思う。独自の風土、独自の文化があってはじめて、それを表現するための形式が存在したのである。借り物ではないことばでもって子供にことばがけができるかどうか。今まさにそのことが問われている。
●気仙地方のことばで新しい文学を
●「~ジャン」の発祥(ルーツ)は山梨ジャン
●黄泉(よみ)がえりはイミズガエリ(岐阜)
●名古屋の人は名古屋弁が嫌い!?
●広島弁の代表格は「~ガンス」
●阿波弁は素朴で柔らかくて優しい
●大分主催の方言まるだし弁論大会
●ムゼおなごん子(かわいい女性)
●むとうじ(故郷を)忘んなよ
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書誌情報
紙版
発売日
2005年01月22日
ISBN
9784062722957
判型
新書
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α新書