
遺伝子工学が日本的経営を変える!
イデンシコウガクガニホンテキケイエイヲカエルニンゲンテキセイカシュギハアルノカ
- 著: 加藤 良平

キヤノン、エプソン……成功のDNAを読み解く
“進んだ会社”は遺伝子の知恵を活かしていた!
人材マネジメントから企業合併まで、最新の遺伝子工学で見えた、目からウロコの会社論!
顧客のニーズの変化を的確にとらえて、それに合った商品を提供していかなければ、いずれ経営は行き詰まる。企業は、あるいは人間の作ってきた組織というものは、変わらなければ生き残れない存在なのである。しかし、変わる必要があるからといって、その組織が目指してきた独自の企業文化まで投げ捨てていってよいのだろうか。……「先進企業」とは、最先端の商品を世に送り出している企業とは限らない。むしろ、そんな遺伝子的な(生体的な)進化を取り入れた、柔軟な組織を持つ企業のことではないだろうか。どんな業種や規模であれ“先進的”になれる可能性があり、反対に“絶滅動物への道”に陥ってしまう危険もあるのだ。その意味でも、生体の遺伝子が持つ「変わらない仕組み」と「変わる仕組み」は、大きなヒントになっていくはずだ。
●会社のDNA=社訓ではない
●「世代交代」も遺伝子の知恵
●組織のスローウィルスを発見せよ
●富士通型「成果主義」の問題点
●「偶然性」が生んだ大ヒット商品
●「動き回る遺伝子」は会社の宝
●企業合併とシマウマの縞模様
●「遺伝子組み換え」的人事交流
●2系統の企業遺伝子を持つ強み
●免疫には関羽と張飛、孔明がいる
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書誌情報
紙版
発売日
2005年05月21日
ISBN
9784062723152
判型
新書
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書