日本人と中国人 永遠のミゾ

日本人と中国人 永遠のミゾ

ニホンジントチュウゴクジンエイエンノミゾケンカシナイデスムホウホウ

講談社+α新書

「反日感情」=「愛国心」=「正義」の中国人的発想!
日中が、決してわかりあえない根本とは何か!!
お互いに感じ方も文化も生活習慣も全く違う両国が、最低限理解しあうにはどうすべきか!

異なる風土、文化の中で暮らす人々を理解すること、とりわけ日本と中国の人々が互いに理解しあうことが、今ほど求められている時代はなかったように思います。かつて日中の研究者たちとともに訪れた、中国の少数民族の村で出会った長老は、私に「人間同士、本来は友だちなのだ」と言いました。文字も知らず、外国といえば、60数年前に突然山奥の村まで攻め入り、多くの村人を殺した日本しか知らない1人の老人が、また突然現れた日本人に自ら握手の手を差し伸べて言ったこのひと言に、私は人として大切なこと、そして人間の可能性を学んだ気がしました。今をともに生きる日本と中国の人々が、その国、その社会を、そこに生きる人々を知ることから始められれば素晴らしい……そんな思いで、この本を書きました。

●いつまで続く、深くて暗いミゾ
●日中関係の光と陰
●反日感情=愛国心=正義
●反日デモと「文革」世代
●靖国神社参拝問題から思うこと
●「頭で働く者は人を支配する」
●納得できない忍耐
●何となく感じる日本人の本音
●両国が最低限理解しあうには?
●わが道を行く


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書誌情報

紙版

発売日

2005年09月22日

ISBN

9784062723381

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

ページ数

192ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介