最後の幕閣

最後の幕閣

サイゴノバッカクトクガワケニツタワルヨンジュウナナニンノシンジツ

講談社+α新書

幕府側から明治維新を徹底的に再検証!!
一家に一冊!!お国自慢の士(サムライ)の通信簿を公開!!
御三家、御三卿、旗本、外様大名、新撰組など豪華キャストをすべて「採点」。歴史が変わる!!

私は、徳川将軍家の親族である御三卿の1つ、田安徳川家に生まれた。途中、当主が他家に養子にいったりしたので系図で見るとわかりにくいが、順に数えて11代目ということになる。江戸時代に関しては多くの文献や資料が残されている。先祖の歴史については興味があったので、長年そうした文献を集めたり、ゆかりの地を訪ねたりしてきた。自分の身体を流れている血のDNA(遺伝子)を信じて、幕末の幕閣たちや討幕派の志士たちについてのドラマを、勝手に思い描いてみたこともあった。実は、私の血の中には、徳川の血だけではなく、勤王も佐幕も、開国派も攘夷派も、すべてが混じりあっている。自分でもびっくりするくらいいろいろなDNAが入っているのだ。

●情報開示で日本を救った阿部正弘
●新政権の設計図を描いた松平慶永
●幕藩体制の葬儀委員長・徳川慶勝
●幻の国際派16代将軍・徳川昭武
●並ぶ人なき賢侯・島津斉彬
●公武合体に奔走した中根雪江
●70数回も罷免された小栗忠順
●慶喜を英雄視したレオン・ロッシュ
●江戸を火の海から救った山岡鉄舟
●武士以上の武士・土方歳三


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書誌情報

紙版

発売日

2006年05月20日

ISBN

9784062723800

判型

新書

価格

定価:964円(本体876円)

通巻番号

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介