
突破する企業「大逆転」のシナリオ
トッパスルキギョウダイギャクテンノシナリオ
- 著: 津田 倫男

成功体験が失敗を生む!常識思考が停滞を呼ぶ!!
経営危機を、逆に飛躍力に変えた捨て身の選択とは?
脱「常識」発想が組織を復活させた!官公庁・企業の16の歴史的事例で読む経営戦略入門
≪問題≫
1982年、「タイラノール」は米国で最もよく売れている解熱鎮痛薬だった。ところが、この大衆薬をあつかうマクニール社を傘下に抱え、順風満帆のJ&J(ジョンソン・エンド・ジョンソン)に1通の脅迫状が届いた。そこには「タイラノールに毒物を混入した」と書かれており、実際に商品から毒物が発見されたのである。脅迫状では、多額の身代金の要求もなされていたというが、このニュースに接した消費者は恐慌状態におちいり、「タイラノール」の売上は激減した。J&Jの会長は、この混乱を乗り切るために何をなすべきだろうか。
●「常識」によって曇る眼
●売るものがなければ創ってしまう
●「常識」破りを率先すること
●人間が自然を創り出す
●顧客より重要なものは何か
●実践された「コロンブスの卵」
●偶然から生まれた100年ブランド
●売れ筋商品が陳腐化したら
●気づかなかった勝利の方程式
●異業種の「常識」を当てはめてみる
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書誌情報
紙版
発売日
2006年06月22日
ISBN
9784062723824
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書