
いま始める クラシック通への10の扉
イマハジメルクラシックツウヘノジュウノトビラ
- 著: 山本 一太

ポップスを卒業してクラシックにハマろう!
『のだめカンタービレ』を10倍楽しむ全10章
「感動」を道標に、豊穣なクラシックの森から心に響くあなただけの1曲を見つけるガイド
20世紀を代表するピアニストを仮に100人挙げるとして、その中でショパンをほとんど全く無視してなおかつ成功を収めたのは、カナダの鬼才、あるいは変人、グレン・グールドくらいかもしれません。
どうして世界中のピアニストはショパンを弾くのか。それは世界中の聴衆がショパンの音楽を求めているからでしょう。しかし、同時に、ピアニスト自身もショパンを弾きたがっているのです。彼らは、何よりもショパンを通してこそ、自分の能力が最高に発揮できると考える。そして、私たち聴き手は、ピアニストの腕前を品定めする時に、ショパン以上に適切な試金石はないと感じている。そういう意味で、ショパンはピアノ文化の頂点に君臨しているといえるのです。
●クラシック音楽は名旋律の宝庫
●バレエ音楽の名曲を味わう
●18世紀、交響曲は前座だった
●ヴィヴァルディ『四季』の楽しみ方
●超絶技巧音楽の代名詞とは?
●ピアノ文化の頂点に立つショパン
●神々しいモーツァルトの5重奏曲
●オペラの名作20選
●レクイエムが多数作曲された理由
●いにしえの「新しい響き」
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書誌情報
紙版
発売日
2006年10月21日
ISBN
9784062724029
判型
新書
価格
定価:964円(本体876円)
通巻番号
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α新書