
北朝鮮に備える軍事学
キタチョウセンニソナエルグンジガク
- 著: 黒井 文太郎

将軍様がボタンを押せば10分で日本は被弾する!!
日本の国防はファンタジーの上に成り立っている!!
米国が自国の危機を顧みず、核の傘を提供する動機は今や消滅している。どうする日本!?
北朝鮮がいくら核武装したからといって、それを自ら先に使用するということは考えられない。だが、問題は、あそこはもういつ何時、有事が勃発してもおかしくない状況にあることだ。戦争が起きて平壌が火の海となり、金正日が「もはやこれまで」と観念したとする。この際、生きてサダム・フセインのような醜態を晒すよりは、憎きアメリカになんとか一矢報いて栄光ある最期を遂げたい……と考えるかもしれない。すると、平壌でこんなやりとりが交わされる可能性が出てくる。「今、わが共和国の軍にはどのような手段が残っている?」「はい、将軍様! 山中の極秘基地に隠した核搭載ノドンが1基だけ生き残っております。米本土には届きませんが、在日米軍基地には届きます」「よし、それを発射せよ!」
●核&ミサイル ホントの脅威度
●北は核爆弾を何個持っているか?
●北朝鮮軍はどれほどの実力か?
●米軍単独の空爆はありえるか?
●ミサイル発射を捕捉する方法
●ノドンは撃ち落とせるのか?
●スパイによる情報は意外と少ない
●日本のテロ対策は大丈夫か
●米国は日本国民を守ってくれる?
●それでいいのか、日本の防衛
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書誌情報
紙版
発売日
2006年12月22日
ISBN
9784062724159
判型
新書
価格
定価:964円(本体876円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α新書