
恵みの森 癒しの木 森の名所50選を歩く
メグミノモリイヤシノキモリノメイショゴジュッセンヲアルク
- 著: 矢部 三雄

日本の4大美林や縄文杉の逞しさから学ぶ文化論
森を歩き、木に触れて守り抜く!!木の文化
青森ヒバ、木曽ヒノキ、秋田スギに吉野スギを加えた4大美林&世界自然遺産を誇れる国
日本の文化は木の文化であるといわれる。森林に恵まれた国土で、その資源を巧みに利用してきたというのは当たり前だが、とくに日本では、森林を形づくる樹木の種類が豊富であることから、樹種の違いによる木材の性質も様々であり、その違いを上手に使い分けてきた。住まいや身の回りの道具に至るまで、こんなものにはどの木を使うという知恵は、すべての人が持っていた。お櫃にコウヤマキ、まな板にイチョウ、ツマヨウジにはクロモジ、下駄やタンスはキリ、家の土台はクリなどだ。
また、木材を無駄なく使うということにも意を用いてきた。まさに、日本人は木とともに生き、木によって生活を維持し、木の上手な使い方をあみ出してきた民族である。
●木の文化の喪失
●行ってみたい故郷の森50選
●四万十川と源流の森
●縄文杉への道
●西表島のマングローブ林
●森林セラピー
●日本は森と木の文化の国
●北山スギのマンション
●ウッドマイレージ
●暮らしに生かす木の使い方
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書誌情報
紙版
発売日
2007年01月24日
ISBN
9784062724166
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書