下流にならない生き方 格差社会の絶対幸福論

下流にならない生き方 格差社会の絶対幸福論

カリュウニナラナイイキカタカクサシャカイノゼッタイコウフクロン

講談社+α新書

なぜ、ワーキングプアは生まれるか
これは格差か、下流志向か?
ニッポンの真実

増殖する「弱者」たち。気鋭の実務派経済学者が問う、格差社会の「新・幸福モデル」!

日本の社会は大きな変革期を迎えている。昔は、いい学校から大手企業に入って、みんなと仲良くすごすことが「人生の幸福モデル」だった。ところが、90年代初頭のバブル崩壊後、大手企業でも経営を誤ると淘汰されるという、単純明快な命題が顕在化した。それに伴い、従来の幸福モデルの有効性は低下している。これからは新しいモデルが必要になる。「格差を拡大した政府はけしからん」と批判して、なにもせずに、ただ上からの給付を待っていても、得られるものは多くはないだろう。不適切な政策を批判することは重要で、大いに行うべきだ。しかし、批判することよりも、自分の能力を生かして、自分なりの幸福をつくるほうがよほどおもしろいし、楽しいこともある。

●人生の100メートル競走
●格差論者との嘘と真
●2つの格差
●日本が目指した未来
●消滅した「人生の幸福モデル」
●「再チャレンジ」は実現可能か
●年金問題とワーキングプア
●幸福と不幸のリスクとリターン
●「絶対的幸福」の時代
●団塊は自分の人生を生きたか?


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書誌情報

紙版

発売日

2007年03月22日

ISBN

9784062724296

判型

新書

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介