あなたの「死にたい、でも生きたい」を助けたい

あなたの「死にたい、でも生きたい」を助けたい

アナタノシニタイデモイキタイヲタスケタイ

講談社+α新書

大切な人の「救いを求める叫び」に気づこう!!
自殺者3万人時代をストップさせる処方箋
子ども、働き盛り、お年寄り……世代で微妙に変わる特徴と、遺された人のこころの支援

自殺を理解するための鍵になる、とても重要な言葉は「孤立」です。(中略)現実には心配してくれる家族も友人も同僚もいるにもかかわらず、こころの病のために、自己評価が現実のものよりひどく低くなってしまって、「私を助けてくれる人など誰もいない」と思いこんでしまっている人もいます。
わが国では、自殺は自由意志に基づいて自ら選択した死であるといまだに広く信じられています。しかし、私はそうは思いません。さまざまな理由から自殺しか解決法はないと思いこむような状態に陥った結果としての、いわば「強制された死」なのです。自殺の危険の高い人は最後の最後まで、「死にたい」という気持ちと「助けてほしい、生きていたい」という気持ちの間を激しく揺れ動いています。――<「はじめに」より>

●自殺の現状
●自殺に追いつめられる心理
●自殺の危険因子
●自殺が迫る状況
●具体的なサイン
●原則的な対処法
●子どもの自殺予防
●働き盛りの自殺予防
●お年寄りの自殺予防
●自殺が起きてしまった時に


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書誌情報

紙版

発売日

2007年03月22日

ISBN

9784062724319

判型

新書

価格

定価:922円(本体838円)

通巻番号

ページ数

224ページ

シリーズ

講談社+α新書

著者紹介