
金持ちいじめは国を滅ぼす
カネモチイジメハクニヲホロボス
- 著: 三原 淳雄

「金持ち優遇反対」なんて寝言は地獄への道!
経済のご意見番がノー天気・日本人に活!!
今こそ1500兆円の個人金融資産と技術力を生かせ。「誇りある日本」を取り戻す方策とは?
「金持ち優遇は止めろ」という言葉に込められているのは、「結果の平等」であり、「富を憎む思想」なのである。しかし、いまの日本ほど機会の平等に恵まれている国はない。誰でも教育や職業を自由に選択できる国は日本の他にはないはずである。ところが、このありがたい状態が「ふつう」のことになってしまうと、出てくるのが不平・不満であり、いつの間にやら、それが「結果の平等」というところにつながっていく。努力や能力、リスクへの挑戦といったことへの評価はどこかへ吹き飛んでしまい、誰もが「平等にしろ。もっと公平にしろ」と声高に叫ぶようになってしまった。地獄への道は、平等・公平などという小さな正義の石で敷き詰められている。小さな正論を振りかざすことほど、怖いことはないのである。
●金持ち優遇は本当に悪いのか!?
●考えることを止めた日本人
●極楽トンボのDNAを改めよ
●金融・投資・ブランド・知財立国に
●変わらない日本の外資アレルギー
●円安は果たしていいことなのか?
●夕張市を「相続税ゼロ特区」に
●まだ株を誤解している日本人
●フラット化・マネー化する世界経済
●豊かさを生かす方法とは何か?
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書誌情報
紙版
発売日
2007年08月24日
ISBN
9784062724524
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社+α新書