
日本の情報機関 知られざる対外インテリジェンスの全貌
ニホンノジョウホウキカンシラレザルタイガイインテリジェンスノゼンボウ
- 著: 黒井 文太郎

自らの手は汚さず?覚悟なき国家・日本の現実!!
徹底分析!我が国の諜報活動の真の姿!!
情報の世界では小粒の脇役に過ぎない経済大国。日本の安全保障はこれで大丈夫なのか!?
北朝鮮政府やアルカイダに対処するということは、いわば凶悪犯罪者を相手にすることに似ている。なにも持たずに「仲良くしよう」「話し合おう」と善意だけで呼びかけても、凶悪犯相手には効果は期待できない。こうした凶悪犯たちの邪悪な動きを封じ、国民の安全を守るために、今こそ日本政府には“武器”が必要だ。今もっとも必要とされている武器――それが「インテリジェンス」にほかならない。ところが、戦後60年以上もの間、アメリカに自国の国防を委ねてきた日本国は、その肝心のインテリジェンスのしくみをきちんと作ってこなかった。だが、時代は変わり、日本が置かれている状況は変わった。日本もそろそろ、いや緊急に、独自のインテリジェンスを構築・整備する必要性に迫られている。
●ミサイル発射実験で迷走した情報
●アメリカに依存してきた小国日本
●工作船事件の全情報ルートを検証
●今や日本は「スパイ組織」大国!?
●北朝鮮監視能力は充分なのか?
●首相でさえ知らない極秘情報
●日本人を狙う「ハニートラップ」
●次々と発覚する機密情報の漏洩
●アルカイダとイスラム過激派
●「日本版CIA」は買いかぶり
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書誌情報
紙版
発売日
2007年09月22日
ISBN
9784062724555
判型
新書
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α新書
初出
『ワールド・インテリジェンス』(『軍事研究』別冊)2006年9月号(特集「日本の対外情報機関」)の情報内容を更新し、一般向け入門書として再構成。