
マイページに作品情報をお届け!
自治体倒産時代
ジチタイトウサンジダイ
- 著: 樺嶋 秀吉

夕張市の破綻を「対岸の火事」とは笑えない! 自立か、自主再建か、「核マネー」に頼るか。「高負担、低サービス」時代がやってきた。今こそ「住民の自治能力」を発揮しよう!
夕張市の破綻を「対岸の火事」とは笑えない!
自立か、自主再建か、「核マネー」に頼るか。
「高負担、低サービス」時代がやってきた。今こそ「住民の自治能力」を発揮しよう!
夕張市社会福祉協議会のマイクロバスに、午後1時を過ぎると人工透析を終えた患者が次々と乗り込んできた。数時間にわたる透析を受け、見るからに体がだるそうだ。(略)その1人、夕張腎臓病友の会副会長の志茂幹雄さんは次のように語る。「昨年(2006年)6月に財政破綻が発覚したときには、病院は公設民営になるが、透析は続けられるということだったので、安心していた。ところが11月になって、継続は難しいということになった。夕張市はわれわれの命をどう考えているのか。切り捨てようというのか。(略)」志茂さんたちは、いまは市社協が負担してくれているガソリン代などの実費を、いずれ患者全員で負担するつもりだという。 ――<本文より>
●ルポ・財政破綻の夕張市を歩く
●関空バブルに踊った泉佐野市
●スキー場で破綻した王滝村
●「自立」する矢祭町の不安
●自主再建を選んだ泉崎村
●平成の大合併と住民サービス
●住民にやさしい自治体
●「ふるさと納税」構想の背景
●「最後の頼み」は核マネー
●自治体倒産時代に備える
- 前巻
- 次巻
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
2007年09月22日
ISBN
9784062724593
判型
新書
価格
定価:880円(本体800円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2014年01月10日
JDCN
0627245900100011000R