
隠された皇室人脈 憲法九条はクリスチャンがつくったのか!?
カクサレタコウシツジンミャクケンポウキュウジョウハクリスチャンガツクッタノカ
- 著: 園田 義明

戦後日本をつくり上げた「意外な2つの勢力」
「憲法九条」は「皇室を救い出す」トリック!
「天皇の戦争責任回避」と「天皇制存続」実現のための「象徴天皇制」と「戦争放棄」
1957(昭和32)年、軽井沢のテニスコートにキューピッドが舞い降りた。その舞台をつくった3人の人物がいる。昭和天皇、カトリックに近い聖公会信徒であり、長く慶応義塾塾長をつとめた小泉信三、そして、死の直後にカトリックの洗礼を受けることになる吉田茂元首相である。小泉も吉田もクリスチャン人脈の中にいた。結論からいうなら、カトリック家系の美智子妃誕生は、昭和天皇の同意のもと、この2人が仕掛けた政略結婚だった。軽井沢での「運命の出会い」はけっして偶然ではなく、この時すでに正田美智子に候補が絞られていたのだ。そのことを知っていたのは昭和天皇と吉田茂と小泉信三。それに、女子学習院の同窓会組織である「常磐会」周辺の一部だけだった。
●「テニスコートの恋」の真実
●皇太子妃をめぐる暗闘があった
●吉田茂に束ねられた人脈
●御前会議「機密漏洩」事件
●戊辰戦争は「南北朝」動乱だった
●侍従・木下道雄と正田家
●カトリックと国家神道の因縁
●長崎で結ばれた皇室とバチカン
●今上天皇とヴァイニング夫人
●靖国神社「非宗教団体論」
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書誌情報
紙版
発売日
2008年05月22日
ISBN
9784062725002
判型
新書
価格
定価:964円(本体876円)
通巻番号
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社+α新書