
映画にしくまれたカミの見えざる手 ニッポンの未来ぢから
エイガニシクマレタカミノミエザルテニッポンノミライヂ
- 著: 谷國 大輔

身近な疑問から地域振興、国家戦略までわかる!
映画には日本を元気にするヒントが満載
不動産完売の理由、映画料金複雑化の訳、友情出演の謎、ゴジラの身長の伸び縮み……
「文化などの魅力によって欲するものを得る力」であるソフトパワーに基づく国際戦略は、古くから存在している。かのナチスドイツが映画などを利用して魔術師のようなプロパガンダをしているし、フランスも映画や文学などの国外への普及をすすめている。そしてアメリカも、ハリウッドを保護・育成し、国際戦略を展開している。最近、日本が独特の風土や歴史の中から育んできたその無形資産が、ブランド力を持ちはじめている。映画を中心とした、日本のコンテンツやサービスなどにある独特の感性は「クールジャパン」と呼ばれ、海外から注目を集めているのだ。今後、日本のソフトパワーを世界へ向けてもっと発信すれば、日本のさまざまな産業が、海外市場をさらに獲得するようになるに違いない。
●なぜ映画館ではポップコーン?
●「友情出演」の友情とは?
●字幕スーパーの翻訳の謎
●空席だらけの映画館は大丈夫?
●映画は何人がみれば儲かるのか?
●日本の映画料金は高いのか?
●売れ残り不動産完売のしかけ
●ロケ地を決める口コミとは?
●ゴジラの身長が伸び縮みする理由
●映画で地域を元気にする方法
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書誌情報
紙版
発売日
2009年06月20日
ISBN
9784062725811
判型
新書
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書