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ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒
ミシマノケイコクホシュヲギソウスルビーソウノガイドク
- 著: 適菜 収

三島は時代のいかがわしさに吐き気を覚えていた。なぜ今の日本はおかしくなったのか? なぜ世の中バカばかりなのか? そういう疑問を持ったとき、三島が残した厖大な量の評論は非常に参考になります。だから、三島の言葉を振り返りながら、今の世の中、ひいてはわれわれの思考の土壌について考えてみようというのが本書の趣旨です。
近代大衆社会がどのような形で暴走し、どのような形で行き詰まるのか(中略)その兆候をすばやく察知し、わが国の現状に警告を発したのが、作家の三島由紀夫(一九二五~七〇年)です(中略)三島は自衛隊市ヶ谷駐屯地でクーデターを促し、割腹自殺しています。(中略)
三島は時代のいかがわしさに吐き気を覚えていた。
なぜ今の日本はおかしくなったのか?
なぜ世の中バカばかりなのか?
そういう疑問を持ったとき、三島が残した厖大な量の評論は非常に参考になります。
だから、三島の言葉を振り返りながら、今の世の中、ひいてはわれわれの思考の土壌について考えてみようというのが本書の趣旨です。(「はじめに」より抜粋)
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目次
はじめに 反時代的人間
第一章 なぜ「保守派」はバカが多いのか?
第二章 ミシマの警告
第三章 安倍政権を支持するB層
第四章 だからあれほど言ったのに
第五章 皇室・神・大地
おわりに 果たし得ていない約束
書誌情報
紙版
発売日
2015年11月20日
ISBN
9784062727846
判型
新書
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
ページ数
192ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2015年12月04日
JDCN
0627278400100011000O
初出
本書は書き下ろしですが、本文の一部に『新潮45』『週刊新潮』『正論』で発表した文章を加筆修正したうえで組み込んでいます。
著者紹介
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。早稲田大学で西洋文学を学び、ニーチェを専攻。著書に、ニーチェの代表作「アンチクリスト」を現代語にした「キリスト教は邪教です」「ゲーテの警告 日本を滅ぼす『B層』の正体」「ニーチェの警鐘 日本を滅ぼす『B層』の害毒」(以上、講談社+α新書)などがある