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ガリ勉じゃなかった人はなぜ高学歴・高収入で異性にモテるのか
ガリベンジャナカッタヒトハナゼコウガクレキコウシュウニュウデイセイニモテルノカ
- 著: 明石 要一

「僕は学校で教わった勉強なんって一つもない」(橋下徹・大阪市長)――この言説は多くの大人が口にする。一代で財をなした人物の立志伝を読むと頻繁に出てくる。もしそうなら、立志伝中の人たちは、どこで生き抜く力を身に付けたのだろうか? 本書は、「学校外の体験活動がなぜ必要なのか」「どんな力が身に付くか」「子どものどの段階でどんな体験が有効なのか」などについて、国立青少年教育振興機構の5000人調査を元に!
「僕は学校で教わった勉強なんって一つもない」(橋下徹・大阪市長)――この言説は橋下市長にかかわらず多くの大人が口にする。一代で財をなした人物の立志伝を読むと頻繁に出てくる。本当に学校で教わったことは卒業後、役に立たないのだろうか? もしそうなら、立志伝中の人たちは、どこで生き抜く力を身に付けたのだろうか?
本書は、「学校外の体験活動がなぜ必要なのか」「どんな力が身に付くか」「子どものどの段階でどんな体験が有効なのか」「それは誰が保証すればよいのか」などについて論じる。そして、そのバックグラウンドとして、国立青少年教育振興機構が5000人の成人を対象に調査し、2010年10月にまとめた「子どもの体験活動の実態に関する調査研究」を使っている。すると、ガリ勉ではなかった子どもが「高学歴」「高収入」になり、かつ「異性にモテる」ことがわかった!
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目次
第1章 人生の成功と失敗を決める体験とは
第2章 12人の著名人の子ども時代
第3章 日本の子どもが抱える大問題
第4章 子どもの生活と遊びの変遷から
第5章 学校外の体験活動で何が変わるか
第6章 先進国の共通課題――放課後改革
書誌情報
紙版
発売日
2013年03月20日
ISBN
9784062727983
判型
新書
価格
定価:922円(本体838円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書
著者紹介
明石 要一(あかし・よういち) 1948年、大分県に生まれる。千葉大学教授。奈良教育大学卒業後、東京教育大学大学院修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。千葉大学助教授などを経て、2005年、千葉大学教育学部学部長。また、文部科学省中央教育審議会スポーツ青少年分科会臨時委員、文部科学省生涯教育分科会臨時委員なども務める。専門は教育社会学(青少年教育)。青少年文化の研究に精力的に取り組み、また長嶋茂雄を研究対象とした「長嶋学」を創設。 著書には、『出てこい子ども社会の「仕切り屋」』『子ども理解のウォッチング技術』『子どもの漫画読解力をどう見るか』『データが語る平成の子ども気質』『子どもの放課後改革はなぜ必要か』『独立法人大学改革―学部長“守旧派”と闘う』『子どもの規範意識を育てる』(以上、明治図書)などがある。