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ひとたびはポプラに臥す(4)
ヒトタビハポプラニフス04
- 著: 宮本 輝

生と死を見つめる旅を綴る、魂の紀行エッセイ
砂漠をわたる風の彼方へ。
さいはての地で斃(たお)れし人と自らの使命を思う長篇紀行第4弾。
死とは、いかなるものなのか――。著者は思う。私はなんのために人間として生まれてきたのか。私たちはどこにいようと、死をポケットに入れている。宿願の地・クチャからカシュガルを経てヤルカンドへ。虚しさと荒涼とした寂寥(せきりょう)が募り、胸に去来するのは生きることの意味ばかり。答えを捜し旅はまだつづく。
書誌情報
紙版
発売日
2002年04月16日
ISBN
9784062732642
判型
A6
価格
定価:692円(本体629円)
ページ数
226ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
『北日本新聞』1997年10月28日~1998年6月2日まで連載(週1回)され、1998年12月講談社から単行本として刊行した。