死体を買う男

乱歩の未発表小説に隠された驚愕のトリック
乱歩と詩人朔太郎の名コンビが紀州白浜の首吊り自殺の謎に挑む！

乱歩の未発表作品が発見された！？「白骨記」というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ――南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド！

目次

自　序
白骨鬼（第一回）
断　崖
奇　譚
月に吠える
第一章
白骨鬼（第一回　承前）
天上縊死
幽　霊
第二章
白骨鬼（第二回）
朔太郎登場
双生児
人でなしの恋
疑　惑
屋根裏の散歩者
石塊の秘密
第三章
白骨鬼（最終回）
ぺてん師と空気男
指
鬼
白髪鬼
大暗室
悪人志願
百面相役者
大団円CR+

書誌情報

紙版

• 発売日: 2001年11月15日
• ISBN: 9784062733151
• 判型: A6
• 価格: 定価：770円（本体700円）
• ページ数: 360ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2008年06月13日
• JDCN: 0627331500100011000Y

初出

’９５年２月、光文社から刊行された。

著者紹介

著： 歌野　晶午（ウタノ　ショウゴ）

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