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花冷え
ハナビエ

紺屋の大店の末娘おたえは、幼くして両親を亡くし、叔父の店で育った。奉公人の弥吉は、5つ年上の型付け職人。いい仲になった2人を、叔父は夫婦養子にと考えていたのだが……。ささやかな幸せを求め健気に生きている、そんな女の一途な想いを情感溢れる筆致で細やかに描いた、珠玉の時代小説7篇を収録。
心の奥底を震わせる人生の哀歓、世の情
微妙な女心のありようを情感溢れる筆致で描いた時代小説傑作集
紺屋の大店の末娘おたえは、幼くして両親を亡くし、叔父の店で育った。奉公人の弥吉は、5つ年上の型付け職人。いい仲になった2人を、叔父は夫婦養子にと考えていたのだが……。ささやかな幸せを求め健気に生きている、そんな女の一途な想いを情感溢れる筆致で細やかに描いた、珠玉の時代小説7篇を収録。
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目次
花冷え
虹
片葉の葦
女子豹変す
胸突坂
古橋村の秋
待てば日和も
書誌情報
紙版
発売日
2002年02月15日
ISBN
9784062733526
判型
A6
価格
定価:545円(本体495円)
ページ数
264ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年05月13日
JDCN
0627335200100011000T
初出
’91年7月、勁文社より刊行。
著者紹介
解説: 縄田 一男(ナワタ カズオ)