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ねこの恋
ネコノコイ

体だけじゃダメ……言葉にも敏感になって
人気脚本家が大胆に語ったドッキリ&ホロリとさせられるエッセイ
婚外の恋によってわたしが得た充実感は、夫との暮らしの穏やかなやさしさに匹敵する重さをもって、今もわたしの中に生きている。
――NHK連続テレビ小説「ふたりっ子」で向田邦子賞と橋田賞をダブル受賞した脚本家の心に留まった数々のセリフ。言葉を紡ぎ出すプロフェッショナルの軽妙&奥深いエッセイ。
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目次
1「ティー・アップして……」 映画『ティン・カップ』より
2「人間と犬猫の、どこが違うんや?」 NHK朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』より
3「いつかいい男を見つけたら、早えとこ寝るんだぜ」 映画『虹の流れ星』より
4「結婚は、判断力の欠如。離婚は、忍耐力の欠如。再婚は、記憶力の欠如。」 明石家さんまさん
5「恋愛は破壊の衝動……」 わたしの男友達
6「食欲の檀ふみ、愛欲の阿川佐和子って言われてるんです」 永遠のお嬢様・阿川佐和子さん
7「う~ん、イマイチですねぇ~」 テレビ番組ディレクター氏
8「やっぱりセックスが好きなんでしょうね」 心やさしきAV男優氏
9「末代まで迷惑かけるような恋はしたらあかんのです」 井田久彌・三重県志摩町長
10「不倫についてなにか書いてよ!」 『uno!』編集長
11「エッチした翌朝は、すごく喉渇いてますから……」 『オトナの男』の俳優・西村雅彦さん
12「男の人は匂いに弱いのよ」 三十年まえの母の言葉
13「ものごとにはオチがあるんだなァー」 わたしの夫
14「私は、悲しいときに泣けなくなったら、医者をやめるべきだと思っています」 聖路加国際病院・細谷亮太小児科部長
15「しあわせは持続しないからこそ、しあわせなんです」 TBS・貴島誠一郎プロデューサー
16「大石静はコスモスである」 NHK大阪放送局・長沖渉チーフ・ディレクター
17「文明の成熟度は恋愛年齢の幅の広さで測れる」 作家・故中村真一郎先生
18「そこにあるものをポコッと取るだけですから歯を抜くようなものよ」 扇内医院・扇内美恵院長
19「自分より大切なものを、ひとつだけ持ちなさい」 ニュースキャスター・浜尾朱美さんのお母様
20「どんなときも、いま、しあわせだと思うこと……それが生きてゆくことのいちばんの原動力」 わたしの秘書・相場恵理子
21「番組の中では、本当に思っていることの半分も言ってないな」 久米宏氏
22「ずいぶん若く見えますけど、整形してるんですか?」 母校の後輩
23「わたしはイチゴ……」 知り合いのA子
24「疲れましたね」 W杯日本代表ゴールキーパー・川口能活選手
25「女の子とドロドロするのは何よりイヤ。今、適当に楽しければ、それでいい」 某テレビ局員
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2002年04月16日
ISBN
9784062734134
判型
A6
価格
定価:493円(本体448円)
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2006年08月11日
JDCN
0627341300100011000V
初出
備考参照
著者紹介
解説: 花田 紀凱(ハナダ カズヨシ)