奴の小万と呼ばれた女

くわっと胸が熱くなる
痛快な女侠客の生涯

身の丈六尺近い、雪のように肌の白い＜奴の小万＞は、愛しい男を守るためなら、角材を手にしてでも大立ち回りに走る。大阪屈指の豪商の娘でありながら、「せっかくこの世に生まれたからには、くわっと熱くなる思いがしてみたい」と、型破りの生き方を貫く。歌舞伎にも登場する痛快な女侠客の実像を初めて描く！

目次

地下街の古書店
木津屋の鬼娘
口縄坂
四ツ橋の初出入り
初祭りの夏
黒舟の親仁
奴の小万誕生
京の水　大坂の水
里恭先生
ひとり寝
鶉の祝言
子供芝居
冬の金魚
浮かぶ瀬もあれ
波の入り日

書誌情報

紙版

• 発売日: 2003年04月15日
• ISBN: 9784062737302
• 判型: A6
• 価格: 定価：765円（本体695円）
• ページ数: 384ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2008年11月14日
• JDCN: 0627373000100011000X

著者紹介

著： 松井　今朝子（マツイ　ケサコ）

製品関連情報

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