
八年後のたけくらべ
ハチネンゴノタケクラベ

樋口一葉の愛と死 明治の青春と喪失
明治27年春、私は生まれ育った東京下谷区大音寺前に帰ってきた……。あの信如と美登利のその後の運命を描いた表題作ほか、妹邦子が見た、姉夏子との別れの「葬列」、注目作「お力のにごりえ」など全5篇を収録。明治の青春と喪失の哀しみを体現した樋口一葉に、平成の作家が捧げた比類なきオマージュ。
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書誌情報
紙版
発売日
2003年10月15日
ISBN
9784062738750
判型
A6
価格
定価:628円(本体571円)
ページ数
240ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
備考参照
著者紹介
解説: 常盤 新平(トキワ シンペイ)