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泪壺
ナミダツボ
- 著: 渡辺 淳一

「わたしを壺にして、側においといて」。癌に冒されて逝った最愛の妻を骨灰磁器(ボーンチャイナ)として遺した男。一周忌を過ぎ、男の前に現れた女性は、その壺に戸惑いを隠せない。表題作のほか、会社の上司との愛と別れを描く『マリッジリング』、手の移植手術から過去の女を振りかえる『握る手』など愛と性を抉(えぐ)る珠玉の短篇集。
私の骨で花瓶をつくって…妻が遺した最期の願い
「わたしを壺にして、側においといて」。癌に冒されて逝った最愛の妻を骨灰磁器(ボーンチャイナ)として遺した男。一周忌を過ぎ、男の前に現れた女性は、その壺に戸惑いを隠せない。表題作のほか、会社の上司との愛と別れを描く『マリッジリング』、手の移植手術から過去の女を振りかえる『握る手』など愛と性を抉(えぐ)る珠玉の短篇集。
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目次
泪 壺
マリッジリング
後遺症
春の別れ
さよなら、さよなら
握る手
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2004年04月15日
ISBN
9784062747578
判型
A6
価格
定価:461円(本体419円)
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2016年07月29日
JDCN
0627475700100011000W
初出
2001年4月に小社より単行本として刊行。
収録作品
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作品名初出
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作品名
泪壺
初出
『オール読物』1988年6月号
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作品名
マリッジリング
初出
「渡辺淳一の世界」1998年刊行
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作品名
後遺症
初出
『小説新潮』1992年9月号
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作品名
春の別れ
初出
『小説現代』1989年4月号
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作品名
さよなら、さよなら
初出
『小説新潮』1986年2月号
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作品名
握る手
初出
『小説現代』2001年2月号