
湖賊の風
コゾクノカゼ

風読みの天才は湖国の王を目指す!
都への入口となる琵琶湖は室町中期、膨大な水運利権を巡る闘いの舞台であった。中でも堅田関の船道(ふなど)衆は「湖賊(こぞく)」と呼ばれ人々に恐れられていた。天才的な操船術で関を破る青年魚鱗(うろくず)は、1人、湖国の王を目指す。蓮如をして「地獄へ落ちても他力にすがらぬ」と言わしめ、湖に自由を求め闘い続けた男の壮烈な生涯。
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書誌情報
紙版
発売日
2004年07月15日
ISBN
9784062748186
判型
A6
価格
定価:806円(本体733円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
備考参照
著者紹介
解説: 清原 康正(キヨハラ ヤスマサ)