消えた人妻

消えた人妻

キエタヒトヅマ

講談社文庫

逃げる女たち。追う男。
MWA賞作家が放つ、円熟のハードボイルド

人気作家カミンスキーが新境地を開いた。映画への造詣を生かしたハリウッドの私立探偵トビー・ピータース・シリーズでデビュー、ロストニコフ捜査官シリーズでは『ツンドラの殺意』でMWA賞受賞、ユダヤ系老刑事エイブ・リーバーマン・シリーズも熱心な読者を集めている。新シリーズの舞台は、カミンスキー自身が暮らすフロリダ。主人公は、冴えないイタリア系の中年男ルー・フォネスカ。読み進めるほどに魅力を増していく、等身大の新ヒーローだ。

轢き逃げで妻を喪ったおれは、シカゴからフロリダに流れてきた。召喚状送達屋をしながらの探偵稼業。その日の依頼人は、親子ほど年の離れた美人妻を捜す実業家と、性的虐待癖のある前夫から娘を取り戻そうとする女だった。だが捜査には高級売春組織が絡み、おれにも尾行が……。ほろ苦い極上のハードボイルド。


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書誌情報

紙版

発売日

2004年09月14日

ISBN

9784062748834

判型

A6

価格

定価:901円(本体819円)

ページ数

464ページ

シリーズ

講談社文庫

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