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河馬に噛まれる
カバニカマレル

ウガンダで河馬に噛まれたことから、「河馬の勇士」と呼ばれる元革命党派の若者。彼と作家である「僕」との交流をたどることで、暴力にみちた時代を描く。若者に希望はあるのか。浅間山荘銃撃戦とリンチ殺人という、戦後日本の精神史に深い傷を残した悲痛で惨たらしい事件を、文学の仕事として受けとめた連作集。
暴力にみちた時代の若者に希望はあるのか
ウガンダで河馬に噛まれたことから、「河馬の勇士」と呼ばれる元革命党派の若者。彼と作家である「僕」との交流をたどることで、暴力にみちた時代を描く。若者に希望はあるのか。浅間山荘銃撃戦とリンチ殺人という、戦後日本の精神史に深い傷を残した悲痛で惨たらしい事件を、文学の仕事として受けとめた連作集。
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目次
河馬に噛まれる
「河馬の勇士」と愛らしいラベオ
河馬の昇天
四万年前のタチアオイ
死に先だつ苦痛について
生の連鎖に働く河馬
書誌情報
紙版
発売日
2006年05月16日
ISBN
9784062753920
判型
A6
価格
定価:681円(本体619円)
ページ数
328ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年11月28日
JDCN
0627539200100011000A
初出
’85年の文藝春秋社版原著を、文春文庫版にしたものから、全体を六編に改編し、細部を書き直したテクストによるもの。