江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝

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江戸繁昌記 寺門静軒無聊伝

エドハンジョウキテラカドセイケンブリョウデン

講談社文庫

世間を笑い、己を笑う。
裁かば裁け、筆誅を――死ね!

寺門静軒『江戸繁昌記』はベストセラーとなったため発禁本となった
在野儒者の波乱の生涯

在野の儒者・寺門静軒は、仕える先も見つからず悶々と困窮の日々を過ごしていた。自分のせいなのか、世間のせいなのか。苦悩する静軒は、漢文戯作で諧謔(かいぎゃく)味たっぷりに江戸の町を活写し出板することを思いつく。思いのたけをぶつけた『江戸繁昌記』は当時のベストセラーとなるのだが……。痛快なる波乱の生涯。


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目次

此の狂奔、彼の狂奔
人間呼んで在家の僧
窈冥中、記紋自ら顕はる
小田原坊の犬
水戸の新政
水戸家上屋敷門前の屈辱
すすり泣き
洛陽の紙価を高める
異邦人静軒
駒太郎兮駒太郎
聴け、聴け、聴かずんばあるべからず
二三子、其の人を錯ることなかれ
叫声す、静軒、今日実に死せり
いつでもこい
先生は宜しく老ゆべし

書誌情報

紙版

発売日

2007年04月13日

ISBN

9784062754774

判型

A6

価格

定価:713円(本体648円)

ページ数

400ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2011年09月22日

JDCN

0627547700100011000Q

初出

’02年9月に実業之日本社より単行本として刊行。

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