
最高の子
サイコウノコウシゴヤトボクトダイトウリョウ
- 著: ゲイリー・シュミット ,
- 訳: 上野 元美

大統領が君(FIRST BOY)を待っている。
64頭の牛の世話とクロスカントリーの練習に忙しい平凡な少年・クーパーのもとに、予備選出馬を表明している上院議員が現れた。ある重大な秘密を持って。
牛の乳搾りや畑仕事を手伝いながら学校に通うクーパーは、祖父と2人住まい。生活は楽ではないが、友人たちに支えられて暮らしていた。だが、祖父の急死後、「両親の名前」が修整された出生記録が見つかる。翌日現れた上院議員はクーパーが大統領の隠し子だと主張するが。政争に巻き込まれた14歳の冒険。
「あなたは本当に大統領の息子なのですか?」
記者たちのマイクが向けられた。
「おれはクーパー・ジューエットです。クロカンの優秀な選手で、いい友だちがいて、運転の腕はまあまあ。それから……」
――彼がホワイトハウスを動かすなんてありうるだろうか?
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書誌情報
紙版
発売日
2006年10月13日
ISBN
9784062755337
判型
A6
価格
定価:681円(本体619円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫