眩惑されて(下)

眩惑されて(下)

ゲンワクサレテ

講談社文庫

サリーの死を賭した行動の真実がいま明らかに!
事件と歴史の謎を解くはずの『ジュニアス書簡集』の特装版は果たして存在するのか?

ジュニアス関連の資料は奪われ、かつて事件を担当したシャープはジャージー島に向かう途中で麻薬密輸の容疑で逮捕された。サリーの生前の様子を思い出したセラピストのクレアとアリスは遺品を見つけ出す。それを見たアンバーは重要な事実に気付いたが、何者かに拉致され……。愛と哀しみのサスペンス巨編。

プラハの路面電車で始まったこの物語は、モールバラ南方のピュージー駅に辿り着きます。早朝のロンドン行きの列車を待ち、列車は去り、また次の列車を待つ。その間に繰り広げられる最後のドラマは、哀感満ち溢れ、素晴らしい。読者の胸に長く残ることでしょう。――<川田弥一郎「解説」より>


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書誌情報

紙版

発売日

2007年03月15日

ISBN

9784062757157

判型

A6

価格

定価:985円(本体895円)

ページ数

352ページ

シリーズ

講談社文庫

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