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キルプの軍団
キルプノグンダン
- 著: 大江 健三郎

高校生の僕は、ディケンズの『骨董屋』を読み、作中のキルプにひかれる。そして、刑事の忠叔父さんと一緒に原文で読み進めるうちに、事件に巻き込まれてしまう。「罪のゆるし」「苦しい患いからの恢復(かいふく)」「癒し」を、書くことと読むことが結び合う新たな語り口で示した大江文学の結晶。
「罪のゆるし」「みずからの癒し」
若い人に語りかける小説
高校生の僕は、ディケンズの『骨董屋』を読み、作中のキルプにひかれる。そして、刑事の忠叔父さんと一緒に原文で読み進めるうちに、事件に巻き込まれてしまう。「罪のゆるし」「苦しい患いからの恢復(かいふく)」「癒し」を、書くことと読むことが結び合う新たな語り口で示した大江文学の結晶。若い読者に向けて、今復刊。
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目次
キルプの軍団
新しい文庫版のために
書誌情報
紙版
発売日
2007年08月10日
ISBN
9784062758086
判型
A6
価格
定価:806円(本体733円)
ページ数
416ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年11月28日
JDCN
0627580800100011000Y
初出
’88年9月岩波書店より刊行され、’90年11月に同社同時代ライブラリーとして刊行したものに、新たなあとがきを加えた。