赤ちゃん教育

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赤ちゃん教育

アカチャンキョウイク

講談社文庫

乗り物をこよなく愛するわが子が、将来、親の無免許であることを知ったらどうなるかと落ち込みつつ、大詩人、マラルメだってわが子の誕生にびびっていたではないか! と己を鼓舞する仏文学者。「子の誕生」という、誰もがあわてふためく瞬間を、自らの育児体験や偉人たちの例と共に描いたユーモアエッセイ。


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書誌情報

紙版

発売日

2008年05月15日

ISBN

9784062760577

判型

A6

価格

定価:514円(本体467円)

ページ数

168ページ

シリーズ

講談社文庫

初出

本書は、2005年5月に青土社より刊行された「赤ちゃん教育」を文庫化。(初出:『群像』2004年1月号~12月号、『ユリイカ』2004年6月号)

著者紹介

著: 野崎 歓(ノザキ カン)

1959年新潟県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部仏文科准教授。翻訳家、エッセイスト。2000年、J.P.トゥーサン作品の翻訳によりベルギー・フランス語共同体翻訳賞、2001年に著書『ジャン・ルノワール 越境する映画』(青土社)を中心としてサントリー学芸賞を受賞。本書では2006年度講談社エッセイ賞を受賞した。 他に『香港映画の街角』(青土社)、『五感で味わうフランス文学』(白水社)、バルザック『幻滅』(青木真紀子と共訳、藤原書店)、サン=テグジュペリ『ちいさな王子』、スタンダール『赤と黒』(いずれも光文社古典新訳文庫)など著訳書多数。

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