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アジアの隼
アジアノハヤブサ
- 著: 黒木 亮

賄賂が横行する共産主義体制下のベトナム。巨大プロジェクトの入札をめぐり、邦銀事務所・真理戸潤(まりとじゅん)の前にアジア経済の裏を渡り歩いてきた大手米銀のシンや、急成長を続ける香港の証券会社ペレグリンが立ち塞がる。そのとき未曾有(みぞう)の闇が彼らを飲み込もうとしていた! 圧倒的リアリティで描く国際経済小説。
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書誌情報
紙版
発売日
2008年12月12日
ISBN
9784062762205
判型
A6
価格
定価:1,153円(本体1,048円)
ページ数
752ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
2004年10月に祥伝文庫から刊行。
著者紹介
1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒業、カイロ・アメリカン大学大学院修士(中東研究科)。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資、プロジェクト・ファイナンス、航空機ファイナンス、貿易金融など数多くの案件を手がける。2000年、大型シンジケートローンを巡る攻防を描いた『トップ・レフト』でデビュー。 他の著作に『冬の喝采』『エネルギー』『巨大投資銀行』『貸し込み』『カラ売り屋』などがある。英国在住。