青雲遙かに　大内俊助の生涯

学問への志と恋の挫折 江戸の青春と数奇な運命

伊達家の大番士の子息・大内俊助は、江戸で儒教を究めて身を立てようと昌平坂学問所の門を敲く。全国から集った俊秀たちと研鑽を積むものの、黒船が来航して世情が騒がしくなるにつれ学問に身が入らなくなる。明治へと時代の歯車が大きく動いていく中で、数奇な人生を歩んだ名もなき若侍を描いた長編小説。

目次

長い一日
札付
砲術調練
途方に暮れた顔
唐丸籠
お加代の涙
啓四郎の不覚
奈落の底
すきっ腹
揺れる月
花咲き乱れる里
茂平次哀れ
包丁人
異国の町
百三十五日の航海
仙台からの若者

書誌情報

紙版

• 発売日: 2009年01月15日
• ISBN: 9784062762465
• 判型: A6
• 価格: 定価：1,174円（本体1,067円）
• ページ数: 784ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2011年09月09日
• JDCN: 0627624600100011000F

初出

２００６年１月に小社より刊行。

著者紹介

著： 佐藤　雅美（サトウ　マサヨシ）

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