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草臥し日記 萬月夜話其の三
クサブシニッキマンゲツヤワソノサン
- 著: 花村 萬月

「彷徨い疲れて地面に転がり、胎児のように躯を丸める。やがてそこに夜露がしんしんと降りてくるのです。あの夜を纏って肌がしっとりしていく瞬間の清浄な気配は、何ものにも代え難い」。究極の、怠惰と自由の快楽を味わい尽くすために、作家は今日も草臥(くさぶ)す=野宿する。優しく深く、脳髄を痺れさせるエッセイ。(講談社文庫)
ふらりと家を出て青草の敷き布団に夜空の掛け布団
ブルースフルな日記エッセイ
「彷徨い疲れて地面に転がり、胎児のように躯を丸める。やがてそこに夜露がしんしんと降りてくるのです。あの夜を纏って肌がしっとりしていく瞬間の清浄な気配は、何ものにも代え難い」。究極の、怠惰と自由の快楽を味わい尽くすために、作家は今日も草臥(くさぶ)す=野宿する。優しく深く、脳髄を痺れさせるエッセイ。
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書誌情報
紙版
発売日
2009年05月15日
ISBN
9784062763639
判型
A6
価格
定価:744円(本体676円)
ページ数
368ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2013年11月29日
JDCN
0627636300100011000B
初出
2003年5月号~2008年4月号の『オール讀物』に掲載。