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新装版 虚構の城
シンソウバンキョコウノシロ
- 著: 高杉 良

大手石油会社に勤める若手エンジニアの田崎健治は、公害問題を解決する画期的な技術を開発し、将来を嘱望されていた。しかし、些細なきっかけで同期に裏切られ、畑違いの通産省担当に左遷されてしまう。経済成長期の花形産業に渦巻く欲望に翻弄されるエリートの栄光と挫折を描いた、記念すべきデビュー作。(講談社文庫)
大手石油会社に勤める若手エンジニアの田崎健治は、公害問題を解決する画期的な技術を開発し、将来を嘱望されていた。
しかし、些細なきっかけで同期に裏切られ、畑違いの通産省担当に左遷されてしまう。
経済成長期の花形産業に渦巻く欲望に翻弄されるエリートの栄光と挫折を描いた、記念すべきデビュー作。
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目次
第一章 左遷人事
第二章 癒着の構造
第三章 二人のマサコ
第四章 情 事
第五章 引き抜き工作
第六章 決 心
第七章 妻の過去
第八章 「依願転職」
第九章 崩壊感覚
書誌情報
紙版
発売日
2010年01月15日
ISBN
9784062765541
判型
A6
価格
定価:869円(本体790円)
ページ数
448ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年10月05日
JDCN
0627655400100011000J
初出
1981年11月に講談社文庫より刊行された「虚構の城」を改訂し文字を大きくしたもの。
著者紹介
1939年東京都生まれ。専門誌記者・編集長を経て、'75年『虚構の城』でデビュー。以後、企業小説・経済小説を次々に発表する。著書に、『あざやかな退任』『生命燃ゆ』『小説 日本興業銀行』『辞令』『勇気凛々』『首魁の宴』『濁流』『青年社長』『銀行大統合 小説みずほFG(フィナンシャルグループ)』『不撓不屈』『乱気流 小説・巨大経済新聞』『迷走人事』『市場原理主義が世界を滅ぼす!』『暗愚なる覇者 小説・巨大生保』など。また、『高杉良経済小説全集』(全15巻)も刊行されている。近刊に『消失 金融腐蝕列島〔完結編〕』『挑戦 巨大外資』『反乱する管理職』『罪深き新自由主義』(佐高信氏との共著)がある。