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戦場のニーナ
センジョウノニーナ
- 著: なかにし 礼

自分が拾われたのは戦場だったということ以外、両親の名前も、自分が何人であるかも、ニーナには分からない。しかし、ロシアへ遺骨収集に訪れたフクシマとの出会いが、ニーナに流れる日本人の血のルーツを呼び覚ました。エカテリンブルグから日本へ、ただひとりのロシア残留孤児・ニーナの、魂が震える究極の愛の物語。
ⒸRei Nakanishi
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書誌情報
紙版
発売日
2010年01月15日
ISBN
9784062765602
判型
A6
価格
定価:901円(本体819円)
ページ数
520ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年12月20日
JDCN
06A0000000000064766J
初出
2007年1月、小社より単行本として刊行。
著者紹介
1938年、旧満州(中国東北部)牡丹江市生まれ。立教大学文学部仏文科卒業。在学中よりシャンソンの訳詩を手がけ、作詩家として活躍し、日本レコード大賞ほか多くの音楽賞を受賞する。その後、作家活動を開始、2000年『長崎ぶらぶら節』で直木賞を受賞。『翔べ!わが想いよ』『兄弟』『赤い月』『夜盗』『さくら伝説』『黄昏に歌え』『三拍子の魔力』など著書多数。近著に『探究この世界2009年8-9月 不滅の歌謡曲』(日本放送出版協会)、『世界は俺が回してる』(角川書店)などがある。