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紙魚家崩壊 九つの謎
シミケホウカイココオツノナゾ
- 著: 北村 薫

日常のふとした裂け目に入りこみ心が壊れていく女性、
秘められた想いのたどり着く場所、
ミステリの中に生きる人間たちの覚悟、
生活の中に潜むささやかな謎を解きほぐす軽やかな推理、
オトギ国を震撼させた「カチカチ山」の“おばあさん殺害事件”の真相とは?
優美なたくらみに満ちた九つの謎を描く傑作ミステリ短編集。
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書誌情報
紙版
発売日
2010年03月12日
ISBN
9784062765954
判型
A6
価格
定価:545円(本体495円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
2006年3月、単行本として小社より刊行され、2009年3月にノベルス化されたもの。
著者紹介
1949年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。'89年、“覆面作家”として『空飛ぶ馬』でデビュー。'91年、『夜の蝉』で第44回日本推理作家協会賞を受賞。2006年、『ニッポン硬貨の謎』で第6回本格ミステリ大賞評論・研究部門を受賞。'09年、『鷺と雪』で第141回直木賞を受賞。主な著書に『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』『盤上の敵』『スキップ』『詩歌の待ち伏せ』『ひとがた流し』『玻璃の天』など多数。小説のほかにも、エッセイ、評論、アンソロジーなど幅広い分野でファンを獲得している。最新刊は『自分だけの一冊――北村薫のアンソロジー教室』(新潮新書)。