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黄金峡
オウゴンキョウ
- 著: 城山 三郎

東北の静かな山村に、日本最大のダム建設計画が持ち上がった。交渉のため村に乗り込む開発側と、先祖伝来の土地に愛着を抱く住人たち。多額の立ち退き補償を巡り、村は賛成派・反対派に分かれ騒然となる。ダム建設は、人々に何をもたらすのか。補償交渉に翻弄される人々の苦悩ーーダムが人を壊していく……。ダム問題をえぐる衝撃作。高度経済成長黎明期の1959年に、経済小説の先駆者が執筆した傑作社会派小説。
東北の静かな山村に、日本最大のダム 建設計画が持ち上がった。
交渉のため村に乗り込む開発側と、先祖伝来の土地に愛着を抱く住人たち。
多額の立ち退き補償を巡り、村は賛成派・反対派に分かれ騒然となる。
ダム建設は、人々に何をもたらすのか。
高度経済成長黎明期の1959年に執筆された傑作社会派小説。
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書誌情報
紙版
発売日
2010年03月12日
ISBN
9784062766449
判型
A6
価格
定価:607円(本体552円)
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年01月25日
JDCN
06A0000000000032825N
初出
『週刊東京』1959年8月25日号~12月5日号連載、単行本:「「黄金峡」中央公論社 1960年刊、「企業小説シリーズ6 黄金峡・輸出」東都書房 1967年刊、「戦後ニッポンを読む 黄金峡」読売新聞社 1997年刊、文庫:「黄金峡」中公文庫 1979年刊。
著者紹介
1927年愛知県名古屋市生まれ。 東京商科大学(現・一橋大学)卒業後、愛知学芸大学(現・愛知教育大学)などで教鞭をとる。 '59年『総会屋錦城』で直木賞受賞。 その後、作家活動に専念する。 『雄気堂々』『落日燃ゆ』『毎日が日曜日』『もう、きみには頼まない』『この命、何をあくせく』など著書多数。 2007年死去、享年79。