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新世界より(中)
シンセカイヨリチュウ
- 著: 貴志 祐介

町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。(講談社文庫)
プラチナ本 OF THE YEAR 2008『ダ・ヴィンチ』第1位
恐怖とは内から芽ぐむ。
人間の心から出た膿が、社会を、自らを異形化させる。
心に埋め込まれた暗示が、都合の悪い記憶が蘇るのを妨害しているのだろうか。知らない方が安全――でも。警告は繰り返される。
町の外に出てはならない――禁を犯した子どもたちに倫理委員会の手が伸びる。記憶を操り、危険な兆候を見せた子どもを排除することで実現した見せかけの安定。外界で繁栄するグロテスクな生物の正体と、空恐ろしい伝説の真意が明らかにされるとき、「神の力」が孕(はら)む底なしの暗黒が暴れ狂いだそうとしていた。
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書誌情報
紙版
発売日
2011年01月14日
ISBN
9784062768542
判型
A6
価格
定価:946円(本体860円)
ページ数
448ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年09月28日
JDCN
0627685400100011000S
初出
2008年1月に小社より単行本として刊行され、2009年8月にノベルス版として刊行されたもの。