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蛇の王(上) ナーガ・ラージ
ヘビノオウナーガラージ
- 著: 東郷 隆

炎熱と騒乱に煙る19世紀中頃のインド。植民地支配の手が隅々まで伸びつつある彼の地を訪れたアイルランド人記者ダニエルは、秘密殺人結社「タグ」の首領に出会う。かつて“蛇の王(ナーガ・ラージ)”と呼ばれた老人が語った半生は、他民族を恐怖に陥れる血塗られた日々だった。インド史絵巻を壮大に描く傑作エンターテインメント!
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目次
プロローグ
蛇の王
高楼に潜みし者
最初の告白
タグへの入団
初めての旅
渓谷の雄叫び
ファルシオンの誓い
天を仰げ
書誌情報
紙版
発売日
2011年10月14日
ISBN
9784062769006
判型
A6
価格
定価:796円(本体724円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2017年01月13日
JDCN
0627690000100011000E
初出
2005年3月に集英社より刊行された単行本を、文庫化に際して上下巻に分冊したもの。
著者紹介
昭和26(1951)年、横浜市に生れる。国学院大学経済学部卒業。同大学博物館学研究助手、編集者を経て執筆活動に入る。『大砲松』により平成6年度吉川英治文学新人賞、『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』により平成16年度新田次郎文学賞を受賞。主著に『人造記』『のっぺらぼう』『大江戸打壊し』『名探偵クマグスの冒険』『九重の雲』『くちなわ坂』『洛中の露 金森宗和覚え書』など。平成23年1月より「朝日新聞」にて「青銭大名」連載中。