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特捜崩壊
トクソウホウカイ
- 著: 石塚 健司

政財界の暗部に切り込み、戦後日本の「正義」を支えてきた地検特捜部。その捜査能力はなぜ地に堕ちたのか? 身内の不祥事を隠して突き進んだ逮捕劇、体面を保つための捜査・・・。'07年から翌年にかけての「防衛フィクサー」事件などの捜査過程を詳細にたどることで、今日の「検察危機」の予兆をとらえた話題作。(講談社文庫)
最強の捜査機関はなぜ駄目になったのか?
大阪地検特捜部の証拠改竄事件による衝撃から検察の改革方針決定まで、激動の一年間も加筆した決定版!
政財界の暗部に切り込み、戦後日本の「正義」を支えてきた地検特捜部。その捜査能力はなぜ地に堕ちたのか? 身内の不祥事を隠して突き進んだ逮捕劇、体面を保つための捜査・・・。'07年から翌年にかけての「防衛フィクサー」事件などの捜査過程を詳細にたどることで、今日の「検察危機」の予兆をとらえた話題作。
高杉良氏推薦
「昨今のマスメディアの劣化ぶりは否定すべくもない。そうした中で、著者の胆力と先見性は評価されて余りある。」
※本書は、2009年4月に小社より刊行された『「特捜」崩壊――墜ちた最強捜査機関』を加筆・修正し、改題したものです。
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目次
はじめに(文庫版によせて)
序章 「猟犬」が駆逐された時代
特捜部の機能不全
「捜査の職人」が消えた
停滞する事件処理
「箔付け」ポストになった特捜副部長
精鋭部隊ではなくなった特捜部
第一章 「苛察」と「検察」の狭間
封印された身内の膿
法務大臣に報告せず
捨てられなかった「キャリアの首」
一度は見送られた捜査が復活
脅しで積み上げた収賄額
ひとりで罪をかぶった銀行常務
「盟友」国税の反撃
次々さらわれる大蔵の縄張りポスト
検事が赤線で消した接待
賭けに出た証券会社
検事総長の怒り
不祥事にフタをした東
書誌情報
紙版
発売日
2011年07月15日
ISBN
9784062770071
判型
A6
価格
定価:639円(本体581円)
ページ数
296ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年03月07日
JDCN
0627700700100011000Y
初出
2009年4月に小社より刊行された『「特捜」崩壊-堕ちた最強捜査機関』を加筆・修正し、改題したもの。