隠居学 おもしろくてたまらないヒマつぶし

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隠居学 おもしろくてたまらないヒマつぶし

インキョガクオモシロクテタマラナイヒマツブシ

講談社文庫

森羅万象、世の中はおもしろいことだらけ。なにかを知って、ああ、おもしろいねえ。きょうも物知りになった、と夜、寝る前に満足感にひたりながらニヤニヤできれば、それでいいのだ。現役をはなれて自由になった隠居には目的なんかなくてよろしいのである――人生を味わいつくした碩学(せきがく)による極上随筆集。(講談社文庫)


森羅万象、世の中はおもしろいことだらけ。なにかを知って、ああ、おもしろいねえ。きょうも物知りになった、と夜、寝る前に満足感にひたりながらニヤニヤできれば、それでいいのだ。現役をはなれて自由になった隠居には目的なんかなくてよろしいのである――人生を味わいつくした碩学(せきがく)による極上随筆集。


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目次

まえがき
つぎはぎの世界
「韃靼」幻想/連歌の精神/揚句のはて/ありあわせ主義
マンネリズムのすすめ
様式の美学/お作法について/「今日もまた…」/歳時記の意味/規則ただしく
ブランコの話
いのち短し/月もおぼろに/異界との往復/ロココの世界/サーカスの記号学
「可欠」のひと
キュウリからみた世界/職業さまざま/浅草紙のはなし/組織というもの/可欠と不可欠/名刺の肩書き
忘れる自由
粗忽の使者/忘却力/忘れるよろこび/フロイトの屁理屈/「海馬」のふしぎ
ヒトとサルのあいだ
ケータイ解約/「ミサキ」のはなし

書誌情報

紙版

発売日

2011年10月11日

ISBN

9784062770675

判型

A6

価格

定価:713円(本体648円)

ページ数

384ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2014年03月07日

JDCN

0627706700100011000F

初出

2005年8月、小社より単行本として刊行された。

著者紹介

著: 加藤 秀俊(カトウ ヒデトシ)

1930年、東京都生まれ。一橋大学卒業。京都大学人文科学研究所助手、同教育学部助教授、学習院大学教授、放送大学教授、国立法曹教育開発センター所長、国際交流基金日本語国際センター所長、日本育英会会長などを歴任。その間、スタンフォード大学、アイオワ州立大学、ハワイ大学東西文化研究所など海外の大学でも教育研究をおこなってきた。現在、中部大学学術顧問。社会学博士。主要著作に『加藤秀俊著作集』(全12巻、中央公論社)、『明治メディア考』(共著、河出書房新社)。近著に『暮らしの世相史』『なんのための日本語』『メディアの発生』(いずれも中央公論新社)、『常識人の作法』(講談社)など多数。履歴、著作などの細目は下記を参照。http://homepage3.nifty.com/katodb/

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