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新装版 原子炉の蟹
シンソウバンゲンシロノカニ
- 著: 長井 彬

関東電力九十九里浜原発の建屋内で、一晩中多量被曝した死体がドラム缶詰めで処分されたという。失踪した下請け会社の社長か!? だが中央新聞の大スクープは一転、捏造記事に。事実は隠蔽され、原子炉という幾重にも包囲された密室が記者らの前に立ちはだかる。乱歩賞受賞の社会派の傑作! (講談社文庫)
原発建屋内の密室殺人。乱歩賞受賞作を復刊原子力発電所は巨大な密室か。社会派の傑作が甦る。九十九里浜原発。関東電力の下請け会社の社長はなぜ建屋内で殺されたのか。綿密な取材に裏打ちされたリアル。
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目次
1──失踪
2──栗がはぜた
3──サルカニ合戦
4──ハチが刺した
5──臼がつぶした
6──カニがハサミ切った
書誌情報
紙版
発売日
2011年11月15日
ISBN
9784062771115
判型
A6
価格
定価:817円(本体743円)
ページ数
464ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2013年02月08日
JDCN
0627711100100011000K
初出
1984年8月に講談社文庫より刊行された「原子炉の蟹」の新装版。初刊1981年9月講談社刊。